(古代都市 大宰府)をテーマとした夏の企画展を開催します。
奈良時代の『続日本紀』に、「この府は人物殷繁(いんぱん)にして、天下の一都会なり。」
と記された西都(大宰府)。北端の(大宰府政庁)を中心に、南北に(朱雀大路)が延び、
碁盤の目状の(条坊)が整備された地方最大の古代都市でした。
近年では、その南郊外においても古代遺跡がひろがりを見せており、朱雀大路や
九州各地からの古代道、条坊南郊外の遺跡、次田の湯(二日市温泉)などから
筑紫野に広がる「大宰府」の姿を交通史の視点から紹介します。
また、平成30年は、大宰府史跡の発掘調査が始って50周年の節目の年を迎えます。
この機会に、今もなお残る古代の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。
〇会期 7月15日(土)~9月10日(日)※月曜日休館
〇場所 歴史博物館企画展示室
〇主な展示資料 大宰府系鬼瓦、観世音寺白玉帯、唐三彩陶枕、紫草貢進木木簡、
和銅八年刻書須恵器 他
〇問い合わせ先 歴史博物館 電話(922)1911