京都市の南東に位置する醍醐寺は、貞観16(874)年に
弘法大使の孫弟子・理源大使聖宝によって開創されました。
祈とうや修法などの実践を重んじた真言密教の中心寺院として発展し、
千年に渡って多くの天皇や貴族の信仰を集めた醍醐寺では、
これらの歴史を物語る多くの仏像や仏画、経典類が伝わっています。
展覧会では、醍醐天皇の御祈願により造像された「薬師如来および両脇侍像」をはじめ、
国宝・重要文化財を多数含む珠玉の仏教美術から、醍醐寺の変遷をたどります。
また、豊臣秀吉による「醍醐の花見」ゆかりの品々や、俵屋宗達らの華やかな
近世の美術も鑑賞できる貴重な機会です。
本解説講座では、展示を担当した学芸員を招き、見所などを詳しく解説します。
〇講師 森實 久美子さん(九州国立博物館・文化財課主任研究員)
〇日時 2月15日(金)、15時~16時30分
〇場所 歴史博物館2階研修室
〇定員 70人
〇申込方法 電話または歴史博物館受付にて
〇申込期間 2月1日(金)、9時~
〇申し込み・問い合わせ先 歴史博物館(922)1911
※本講座は解説講座です。特別展は「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙―」は
九州国立博物館にて1月29日(火)~3月24日(日)の期間に開催されています。